漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

あっつあつやで

今回は作文。

キーワードは「ボーイフレンド」「泥除け」「ホットパンツ」です。ホットパンツってなんだろう?

 

冬の寒さが残りつつも暖かくなってきた三月の頭。私と、私のボーイフレンドは並んで歩いていた。

「ねえ、春休みは映画デートに行こうよ、私ドラえもんがいい」

「おお…付き合い始めて一発目のデートは映画か…ってドラえもんかい。変わらんねえ君も。俺たちもう高校生だぜ?もうちょっと色気があっても…」

「いいじゃん。好きなんだし。私、白のワンピース着てこー。この間買ったやつですごくかわいいんだよ」

「はいはいそーだな…楽しみにしとく」

 

私冬実(ふゆみ)と彼、秋裸(あきら)は小学生からの幼馴染だ。昔から気が合うから一緒にいたら、だんだん好きになってて、でも、好きって言ったらこの関係が壊れるかもしれないと思ったから怖かった。でもやっぱちゃんと気持ちを伝えたほうがいいと思ってバレンタインに思い切ってチョコを渡したら秋裸も好きって言ってくれて付き合うことになった。どうか、この新しい関係がずっと続くと、いいな。

 

でも、そんな私の願い通りには、ならなかった。

約束の日、前日に雨が降ったから水たまりができていた。その水面に映る自分を見て髪の毛を直していた。待ち合わせ場所にしていた公園の犬の像は私に向かって微笑んでるようだった。そこに秋裸が自転車でかっこよく登場、だったんだけど道がぬかるんでて自転車が私の目の前で滑ってしまった。気づくと、私の白いワンピースは泥まみれになっていた。

秋裸が悪いんじゃないってことはわかってた。神様が全部悪い。秋裸が泥を吹くために取り出したハンカチが、私が紹介した漫画のキャラクター入りのものだってのもわかった でも、今日までの期待が全部裏切られた気がして、怒りたい気持ちと泣きたい気持ちと悔しい気持ちが全部ぐちゃぐちゃになって夢中でその場を駆け出した。

 

そのまま、秋裸に会わずに、もう夏になってしまった。以前は頻繁に会っていたのに、一緒に学校に行くこともせず、電話もしなかったら、私たちの距離はこんなに遠かったのかって、また悲しくなった。夏になったら一緒に花火を見れたらいいななんて思ってた自分がバカみたいだ。

 

でも、このまま終わらせない。勇気を出して秋裸にメールをした。今日、またこの公園の犬の像の目に来てほしいと。なによりもあそこから逃げ出して秋裸を傷つけてしまったことを謝りたい。

なんの偶然だろう。また前日は雨で、水たまりができていた。そこに映る私は…

チャリウ 

秋裸がやってきた。自転車に乗って。今度はこけることなく、綺麗に私の前に止まった。

「冬実、この間は本当にごめん。見てくれ、俺、泥除けつけてきたんだ。これで泥は跳ねにくくなる。…もしよかったら、また俺と付き合ってくれないか、…付き合ってくれませんか」

秋裸は頭を下げる。私は泣きそうになりながら微笑む。

「秋裸。見て、私を。ホットパンツはいてきたからどんな泥が跳ねてこようと平気だよ。秋裸、私の方こそ本当にごめん。急に逃げ出したりしちゃって。どうか、こんな私でよかったらまた…」

二人はゆっくり手をつないだ。私たちの夏はここから始まる。

 

ホットパンツは、めっちゃ蚊に刺された。

 

 

 

 

 

 

だんだん無茶が大きくなる

先日クラスマッチを終え、終業式を経て、いよいよ一年生のクラスのみんなとはお別れです。最後に黒板にみんなの名前と担任副担任の先生の絵を描いて写真を撮りました。このクラスは一人一人に個性があって、それを先生やクラスメイトが上手く輝かせてくれて、本当にいいクラスだったと思います。

春休みに入り、最後の最後のクラスのイベント、クラス会がやってきました。みんなでご飯食べるやつです。決まったのがだいぶ遅かったせいか全員参加とはなりませんでしたが三十人以上が参加しました。

集合時間は五時、バイキングの店です。車で送ってもらったら三十分もはやく着いてしまった。これからクラス会があることを考えると緊張してお腹が痛くなってきたので時間つぶしついでに胃薬を求めてとなりのドラッグストアへ。でも意外と高かったのでやめました。集合時間十分前くらいにバイキングの店の前に行くと既に何十人もいました。あれ、うちのクラスの総員より多くない?

どうやら全く同じ時間に他のクラスもクラス会を予定していたらしいです。なんだかずいぶんにぎやかになりました。

五時きっかりに店に入り、席決め。適当に座れと言われましたがそれが一番困る。一人だけ余ったらどうしよ、と思っていると長崎君が隣座りなと言ってくれたので座らせてもらいました。

料理を取ってきた後は乾杯。総務が労いと感謝の言葉を述べてコップを掲げました。

年度末だったからか学生が多くジャンクフードのコーナーは取るのを諦めました。そして前回みたいにご飯に野菜と豆腐のっけて食べてるとあだ名が「ヘルシー」になりました。

デザートコーナーにクレープがあったので生地をさらに置いてクリームをのせていました。すると通りがかりの運動部の人が「俺が手伝っちゃるよ」といって握りこぶし三つ分くらいのクリームの塊を盛って去っていきました。しょうがないので食べました。クリームが常温で気分が悪くなりました。

食べ終わった後はみんなで記念撮影。本当に一年間ありがとうね。

そのあと二次会をやろうという話になりまして、ボーリングとカラオケの競合の結果カラオケになりました。

学生は一人五百円という驚愕の安さ。助かります。二時間取り最初の一時間は男女で分かれて、次の一時間で男女ミックスでばらけることになりました。

カラオケについてったからには歌わないといけない雰囲気。どうせ最後だからどうなってもいいやと思い「女々しくて」を入れました。普段おとなしいのにこういう曲歌うのが意外だったのかけっこうウケました。点数は83点。うまいうまいと言ってくれましたが他の人はガンガン90点台出すので練習しなきゃなあと思いました。

その後シャッフルされ女子が入ってきて、さっきの「女々しくて」を歌ったことがが誇張されてそうとう上手かったみたいに女子に伝わってしまいました。当然「歌って歌って」になります。すごいプレッシャーの中「女々しくて 2023年流行語バージョン」を歌いました。普通の「女々しくて」の歌詞が流行語に置き換わったやつです。ある程度のウケ方はしましたが期待に応えられるほどの歌唱力はなく、若干滑りました。

でもその後の他のみんなの歌唱のおかげでカラオケは盛り上がり、満足そうに最後をしめていました。

今日分かったのは「勉強の点数なんかと同等以上にカラオケの点数は大事」

体内時計二十秒も狂うことあるの?

クラスマッチ二日目。

今日も一番最初にサッカーがあります。三位決定戦。ここに勝つことができれば練習の量の少なさで考えると万々歳と言えるでしょう。いざ、参る!

なんどもゴール前に迫られ、終始劣勢ではあったもののなんとかカットし、0対0のまま試合時間が終了。一日目と同じくPKです。

今回はこちらが先攻。

こちらのキック      入ったああああああ!

相手の一球目       防いだああああああ!

こちらのキック      入ったああああああ!

この時点でほぼ勝ちを確信した我々。が、悪夢はここからだったのです…

相手の二球目       …入ったっ…

こちらのキック      はあああずしたあああああああ!

相手の三球目       入ってもうたああああああ!

ほぼ勝ちと思っていた状態からサドンデス突入。

こちらのキック      はあああああああああずしたああああ!

相手の四球目       は、はいったあああああああああああ!

負けました。昨日は「PK戦って盛り上がるいいな」なんて思ってましたが負けると精神的にとてもつらい。今までの疲労が一気に襲ってきました。

そういえば嬉しいことに女子のモルッグは優勝したらしい。おめでとう。

男子のモルッグはかろうじて一勝しただけの六位。女子のソフトボールは四位。男子のバレーボールも四位。我々のクラスにまだ優勝の可能性が残っているとしたら残る一競技、女子バスケで優勝するしかない。前日に引き続き誰よりも早く体育館に駆けつけて場所取り。たのむよーみんな~。

さすが決勝戦。昨日の圧勝ぶりを見てたら優勝も案外行けるかもと思ってましたが、試合は非常に苦しい展開。昨日は決まっていたロングシュートや長身を活かしたブロックがうまくいかず。仕掛ければ仕掛けるほど相手にボールを奪われ最終的にはダブルスコアで敗北。女子のバスケは準優勝でした。

これでクラスマッチは一つの競技を残してすべて終了。

最後の競技は前日もやった、リレーです。

全クラスが走るこのリレー。昨日は全員一斉にスタートしだしましたが、今日は昨日の時間差のぶん待ってそれぞれのクラスがスタートするそうです。なので昨日の時点でトップと一周差がついていたチームなんかは優勝は相当厳しいでしょう。

我々のクラスはなんと二番目。トップはぶっちぎりだったので三十秒も差がありますが今日は一人の走る距離がかなり長いので十分逆転のチャンスあります。最後のランナーなんか一周四百メートルのコースを三周しないといけないらしいです。

前々回ネタにしていた長崎君が、元陸上部員ということで一番手として走るらしいです。がんばれー。

よーい、スタート!

応援はランナーの邪魔にならなければどこにいてもよく、ランナーと一緒にコースの内側を並走する猛者もいました。

トップの人が走り始めた少しあと長崎君がスタート。速い速い。五十メートル走みたいなとばし方をしていました。絶対ばてるだろと思いましたが応援を力に変え、失速することなくしっかりタスキをつなぎました。

トップのクラスはだんだん失速していき、追い越すことができましたが、今度はもっと早いクラスが後ろからやってきてその人にぬかされました 。長崎君曰く「この学校最強のランナー」らしいです。うちのクラスも必死で食らいつきましたが追いつくことはできず、二位でフィニッシュ。しかし一年生だけで見たら一番なのでこれはけっこういいのでは…!

あとから長崎君に話を聞いたところ「眼鏡かけてなくてタイマーが見えなかったから二十秒もフライングしてしまった」とのこと。何やってんねん。まあ盛り上がったからいっか。

ということでリレーは一年生の中では二位。でも高順位には違いないよ。

いよいよ総合順位発表…ドキドキ…… 

二位! おめでとう!

縄跳びとリレーがともに準優勝だったのが効いてたらしいです。

ちなみに後日計算間違いが発覚して一位に繰り上がっていました。モヤっとする優勝。

リレーで明らかに遅いクラスがあってどうしたんだろうと思っていたんですがその理由もまた長崎君から聞きました。文系のクラスは男子の人数が不足していて全然運動部でもないのに出ないといけない人がいたらしいです。来年同じことが起こるかもしれないから覚悟した方がいいと言われました。…今から体力づくりはじめとこ…                        

疲れたときには糖分とろう

今日はクラスマッチです。このクラスで行う正真正銘最後のイベントです。

競技はサッカーに出ることにしました。大縄跳びも出る予定だったんですが戦力外で外されました。男子はサッカー、バレー、モルック、女子はバスケ、ソフトボール、モルックで男女混合の大縄跳びとリレーの結果をあわせて各クラスで競い合います。絶対優勝するぞー!

クラスマッチは二日に分かれて行われます。

一日目。いきなり最初にサッカーがあります。しかも一試合目。相手は二番目に強いらしい五組です。我々の組は不運にも天候が悪かったり時間割つぶれたりでなんとここまでサッカーの練習は一時間しかやっていません。さらにもっと悪いことにうちのクラスの万能スポーツマン、野球部の川中君が病気で昨日まで一週間連続で来ておらず、絶望的。川中君は大縄で縄を回す役でもありましたし、サッカーにもバレーにも出場する予定だったので大幅な戦力減。試合をする前から負けたような雰囲気が漂っていましたがそこに「諦めんな」とに救世主登場。川中君がなんと病み上がりの体で駆けつけてくれました。メンバー全員で円陣を組み、いざ試合開始。

ピー

試合時間十分を終えて0対0。PK戦です。こちら側が後攻です。

キーパーは川中君。    相手の一球目    …止められずっ!

こちらのキック                入ったっ!

相手の二球目       横っ飛びしてかすったもののギリギリ決められました

こちらのキック 唯一のサッカー部員      入ったあああ!

いっつもかったるそうにしてるぶんかっこよすぎます

相手の三球目                 止めたああああああ!

こちらのキック 入れれば勝ち…!       ファアアアはずしたあああ!

ここからはサドンデス どちらか一本でもリードした時点で終了 

相手の四球目                 止めたああああああ!

こちらのキック                はあああああいったあああああ!

やったああああああ!!!

PK戦での劇的勝利 一試合目ですが優勝したかのような盛り上がり。もうここでクラスマッチ終わってもいいと思いました。

同時刻に行っていた女子のモルックも二連勝ですでに明日の決勝にコマを進めたらしいです。いける、いけるぞ!

次の試合は最も強いと言われていた六組と対決。先ほどの勝利に浮かれていたのかあっけなく2対0で敗戦しました。明日の三位決定戦にまわります。

クラスマッチは自由に動き回っていいのがいいところ。男子のモルックと女子のソフトボールは時間が合わず見れなかったので先にお弁当を食べて、女子のバスケの応援に向かいました。

いかんせんはやく着きすぎました。体育館に行ってもまだ選手も来ておらず。とりあえずいい場所を取りました。二階のコート近く。ここは迫力あるはずだ―。

試合十分前くらいに選手入場。軽くウォーミングアップを済ませるとさっそく試合開始。最初の方は均衡を保っていましたが徐々にこちらの組がリードしていき競り勝ちました。連戦。次の試合も最初は取って取られてでしたが最終的にダブルスコアで勝利して決勝に進みました。女子強い…

男子バレーも行われましたがこちらはあっけなく一試合目で敗北。見た目カッコいいのでよしとする。

その後校庭に行きリレーを全力で応援して一日目終了。全体で解散したあと担任の先生にうちのクラスは残れと言われました。

理由はこれ、お菓子です。この日は三月十四日、ホワイトデーでした。バレンタインデーの日に女子全員から男子全員にチョコレートを貰ったので今回はそのお返しです。一人百円しか出してないはずなのにかなりお菓子の量あったのでたぶん長が追加で払ってくれたんでしょう、優しいね…

偶然近くにいたのでお菓子配る係に任命されました。手渡しは嫌かなと思って袋の口を向けて自分で取ってもらおうとしたんですが、「それはジェントルマンじゃないよ~」と後方からヤジが飛んできたので全部手渡ししました。最後に一個残った分は自分で持って帰りました。たぶん妹のカロリーになるでしょう。

配り終えると先生から「せっかくやから声出しして」と言われ、エイエイオーを言いました。

そしてこの日はみんな揃っていたので記念撮影。誰かが「俺まだこのクラスでやりたいな」と言っていました。

とにかく明日の試合勝って、笑顔で終わろう。

 

ワンステップ イン ミリオン ステップ(英語自信ない)

高校一年生も終わりに差し掛かり、英語の授業は一足先に第一学年の課程が終了しました。

残りの時間が五時間。何をするんだろうと思っていると、先生がこんなことを言い出しました。

残りの時間はクリエイティブラーニングをします、と。四人一組で班に分かれてなにか出し物をしてもらうということらしいです。班決めは好きなもの同士で組めということで絶対余るなあ困ったなあと思っていました。が、ときどき一緒に帰る長崎君が、組もうぜと言ってくれました。

男子だけ、女子だけの班は作るべきではないだろうということで男子二人女子二人の構成で四人組になりました。この辺の配慮ができるのががわがクラスのいいところ。

残り五時間の配分は三時間準備、二時間発表というキツキツのスケジュール。

最初の一時間がある前の日になにか案ないか聞かれたときのために軽く企画書を作っていこうと思いました。発表はクイズでも歌でもコントでも英語が関わってさえいればなんでもいいということで、コントの舞台設定を三つ考えて紙に書いて持っていきました。

あくまで案の一つとして持っていったつもりだったんですがすごいやんすごいやんと言われどのコントをやろうかという話になり、コントをやることは決定しました。

正直そんなに内容考えてなかったのでどのネタをやるかは決められず、次の時間に持ちこしました。間に祝日含めた三連休が入ったので一個ボツにして一個新しいのいれて、三つのネタの台本を軽く書きました。

一つ目 オタク文化 

コミックマーケットで自分の漫画を売っていた学生がたまたま立ち寄った外国人観光客に日本の漫画の良さを拙い英語でなんとか伝えようとする話

二つ目 リスニング

リスニング教材の収録を行う新人声優に監督のゲキがとぶ話

三つ目 ミリオネア

おんなじ挑戦者が眼鏡を外して二回続けてやってくる話

 

話し合った結果、ミリオネアのネタがいいんじゃないかということでミリオネアになりました。このあと公立高校の受験があったのでまた三日間休みがありネタを完全版にして渡し、土日で覚えてもらい、月曜にネタ合わせ、火曜日に発表という超絶過密スケジュールです。火曜には、落ちたら春休みに登校して再テストとい非常に大事な英単テストもあります。自分でやらせたことですがだいぶ鬼畜だと思いました。

そして月曜日。英単テストの勉強を優先していたのでみんなネタ覚えておらず。しょうがないので台本持ちながらやることにしました。

順番決めのクジはトップバッターをひいてしまったので発表は火曜の一番最初。

と、思っていたんですがメンバーの一人、酒家さんが火曜に休んだので水曜にまわしてもらうことになりました。

英単テストが終わってすっきりした気持ちでできるので結果的にはよかったかな・・・

水曜の六時間目、英語の授業。一年生でうける最後のまともな授業です。他の班はだいたいクイズだったのでコントの準備をしている段階からざわついていました。

ネタ開始。

まずは司会がミリオネアの説明をして、最初の挑戦者登場。眼鏡をかけた状態の長崎君です。そして酒家さんが応援に来た人として登場。長崎君の似顔絵をもって応援している姿に笑いが起きていました。そして第一問。1+1=? 簡単すぎるやろと苦笑いされていたところに長崎君の「I use テレフォン!」がささり、かなり笑わせることができました。あととりだした携帯が九州の形だったところも。一回目のくだりは上々のウケ方。

1+1を外したあと、次の挑戦者です、といわれ出てきたのは眼鏡を外した長崎君。ここもじわじわウケてこれはいける、と思いました。司会が「あなた長崎君ですよね?」と疑っているところに「いや……サキナガです!」と返しウケ、酒家さんがまた応援しているところでウケ、テレフォンまた使うところでウケ、テレフォンが今度は九州じゃなくて北海道の形してるところでウケ、ウケたいところは全部ウケてくれました。長崎君の普段のキャラクターがいいおかげかな。一番良かったのは二回目も外してサードチャレンジャーとしても長崎君が登場したところ。台本には「上着を脱いで登場」と書いたんですがそれではわかりづらいと感じ取った長崎君が自分で家から持ってきたターミネーターみたいなサングラスをかけてきました。「ゴツイゴツイゴツイ」というガヤも入り、すごくいい感じでした。

コントが終わって礼をすると拍手をもらえて、席に戻ると、「ウケたね~」と三人とも満足そうでした。よかった。

英単テストも心配していましたが無事合格し(他の三人は知らん)、充実感に満ちて英語を終えました。二年もがんばるぞ~

長崎君のあだ名が「サキナガ」になりかけてるのがちょっと心配。

『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』の感想 ※ネタバレあり

公開からちょっと時間がたってしまいましたがドラえもんの映画みてきました。

見てる前提で話すのであらすじは書きません。

まず、今回のオープニングをものすごくかっこよかった!楽器に吸い込まれていく

ような演出に鳥肌がたちました。これだけでチケット代払う価値があった、すべての

音楽映画を代表してもいいんじゃないかと思えるレベルのオープニングでした。

そして映画が始まっていきます。今回全体的に雰囲気が従来と違うな、と思いました。スネ夫が殴られるまでが早すぎるとことか、星になりそうなくらいに飛んで行くところとかです。あと水の入ってない川で釣りしてるところとかミーナの口が悪かったりとか少年漫画味を感じました。

ライセンスの設定とてもわくわくしました。自分の楽器をキーホルダーにして、持ち運んで演奏のときは大きくする。楽器が意志を持っているので相棒感もあるし、ドラえもん以外のところでもかなり使える設定だなと思いました。

健気に練習するのび太少年いいですね。お風呂の音そうとう漏れてましたが・・・

今回堅実に話作ってるなあという印象でした。あとあと伏線になるだろうなっていうところが序盤からたくさんあってそれはやっぱり全部回収してきたので。

ただ、この映画の悪いところを上げるとすればその堅実さかなと。伏線があまりにもわかりやすかったので途中である程度想像できてしまいました。(テキオー灯)

あと、なんか「スケール小さくない?」と思ってしまいました。いや振り返ってみたら宇宙レベルの話をしているのでそんなわけはないんですがどこでもドアで地球と宇宙船何度も行き来してたのでそう見えたんだと思います。歌姫ミッカというキャラが出てきたところとか一時間スペシャルっぽいなあと思いました。

のび太「なんか喉が黒くない?」じゃないでしょうがい。そもそもジャイアンスネ夫がノイズに襲われたときの話共有してなかったんかい、とかツッコミたくなりました。

あと今回あんまりゲストキャラに魅力感じなかったかなあ。「みんなに出会えてよかった」がそれほど響かなかったかな。

そんなわけで中盤は個人的にはあんまり刺さらなかったかも。

後半の食われそうになる中、みんなで演奏するっていうところはゾクゾクしました。

曲名が「地球シンフォニー」だったこともいい。この映画音楽モノなだけあって音の

迫力とんでもないんです。曲をもう一回聞きたくなりました。

しかし、ここにいるみんなだけではノイズには勝てず、宇宙にぶっ飛ばされる。

ずっと音が鳴ってたので宇宙空間の無音さに怖くなりました。そして無音でダメかと

思ったところに響く希望の音。地球全員で音を奏でて倒すというところが一番興奮しました。途中で夢をかなえてドラえもんに入ったとこ叫びそうになった。

最後のリコーダー発表会でパパママたちが嬉しそうな顔で見てるのいいですね。

今回の映画の総括としてはスケールとか話が物足りないかなというところもあるけど、音楽いいので全部いい。最近の音楽ものはどうしても歌に焦点置きがちですが、この映画は一貫して交響曲だったのもよかったです。

さあ最後は来年の映画の話。新作二本続いたし次はリメイクがきてもおかしくないなと思い、注意深く映像を見ていました。ドラえもんがローブみたいなのを着て、ヨーロッパ風の街の中にいました。

最初夢幻散三剣士のリメイクくるか!?と思いましたがそれにしてはドラえもんの恰好が地味すぎる…いやでもそう思わせといてということも…

ということで来年のドラえもん映画は「新・のび太と夢幻三剣士」か

のび太の西洋ぶらり旅」だと予想します(さすがにこれはないか)

さあ今から2025年が楽しみです!

捲土重来を期す

久しぶりの出来事の記事。

うちの高校では一年間を通して「総探」という学習が行われました。いろんな企業について調べて見学した後、その学習を活かして自分で事業計画や日々の疑問について調べたことをまとめて、クラスメイトの前で発表します。

他の班は研究テーマを決められていたところもあったみたいですが、うちの班は自由。なにを研究してもいいということで日常生活に生かせることをテーマにしようとしました。しようと、しました……

まず初めに、日々疑問に思ったことをメモしてみました。その中で研究できそうだなと思ったのは一つだけ。「特にふざけたつもりないのに笑われる問題」。この間、知り合いの子に手を振られたので振り返しました。しかし、その子が降っている手を下げません。なんでだろう…そうか足りないのか!と思って両手で振り返したら笑われました。

他にもグッジョブされたときグッジョブし返しただけなのに笑われたりとか。

意図しないところで笑いが取れるのは別に悪いことではないんですが、もしふざけてると思われてるなら時と場合によっては無意識にすごく失礼なことをしてしまうかもしれません。

そこで、面白さのメカニズムについて研究すれば、失礼なことせずに済むんじゃないかと思いました。ついでに面白い人になれれば人気もでるぞ~、と。

しかし、面白さを起こす方法というのは本当に多種多様だし間が命なので思い出そうとしている間におもしろポイントが終わるということに気付きました。

これ、だめだなあ。テーマ変えたほうがいいかなあ。と考え出したのが十月。発表は二月なので既に半分くらい時間を使ってしまったことになります。

試行錯誤の末、二月の発表の日、ぎりぎりに生み出されたのが

「まじめに生きる ~お葬式編~」です。

先ほどの「時と場合によっては失礼なことをしてしまうかもしれない」のところを深堀りして、「じゃあふざけてはいけないときっていつだ?」と思い、お葬式だ、という考えに至り、こういうことになりました。

この「まじめに生きる ~お葬式編~」はお葬式にきたA太とB助がたくさんマナー違反をしながらお葬式の作法を学んでいくというスライド形式のネタです。やっぱりいつもみたいにネタに走る形になってしまいました。「まじめちゅうやんけ」という声が出てくるかもしれません。

いちおう家族に見せて微調整したあと、いざ、本番に臨みます。

四十人のクラスが一グループ六、七人に分けられて、そのなかでどんどん発表を回していくみたいです。順番は、三番目。

一人分の持ち時間はなんと十五分もあり前の二人がだいぶ余らしました。しかし、発表が終わった後は発表についての質問時間があり、そこは見事に答えて時間をつないでいました。

あんなにうまくしゃべれるだろうか…

自分の発表の番がきました。話す内容はぜんぶスライドに打ち込んであるので内容が

トブことはありません。落ち着いて、早口にならないように心がけました。

最初の「まじめに生きる ~お葬式編~」の題名が出た段階でだいぶざわついていました。このネタ高校生相手には幼稚すぎるかなと思ったんですけどいけるかも、とこの時おもいました。

最初の前振りの、両手を振ったくだりがなぜかものすごくうけました。でもグッジョブは若干滑った雰囲気になってしまい、その後もボケはウケはするものの全体的に楽しい雰囲気にはならず。みんなは「面白かったよ」と言ってくれましたがたぶんいっつも

おとなしいやつが暴走して、ネタにするわけにもいかず、気休めのためにいった言葉だったのではないかと思いました。はい、おそらく失敗しました。

その後も発表は続きます。当然ですがみんなしっかり作りこんでて、八百屋の量り売り事業計画表見せられたときは感服しました。

今回は、完敗でした。総探は二年でもあるらしいので次こそは心からすごいと思われるようなものを作ろうと思います。