漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

誰も気づかぬオウンゴール

今日はサッカーをやることになりました。

清土葉太君や大海君などのサッカーを習っている人は均等に分けて、残りは適当に分かれていざスタート。

の前にゴール決めだ。ジャンケンでこっちは青コートを守ることになった。

ボンッ(ボールを蹴った音)

さて、ちょっと後ろに下がっておくかな。

ズザアアアアア

エッ

誰かが猛然と滑り込んできてボールを抱え込みほふく前進でゴールへ向かっていく。

彼の名前は文元 暴(悪口じゃなくてもじったらこうなっただけ)こっちのチームだ。

ってかあれって反則じゃない?イエローカードじゃないの?

・・・いや直接ボールに触れてないからいいんだ多分!

みんなも何も言わず暴君を横から蹴ってボールを押し出そうとしてるし!(悪口じゃなくてもじったらこうなっただけ)

よし!それなら他の人を押しのけて援護してやろう。

もうほぼラグビーみたいになってみんな砂まみれで必死に守ったり攻めたりしながらじりじりゴールに近づいていく。

ゴールまであと五メートル!

意を決して暴君がボールをお腹の中にいれてゴールに突っ込んでいく。

ドゴオ!

ゴールキーパーが容赦なく暴君のお腹を蹴飛ばしボールが地面に落ちる。

こっちはチーム全員が前にでてるから敵の手に渡ったらもう取り返せない!

誰か!そのボールに追いついてシュートを決めてくれ!

ササッ

シュドーン!

おお・・

ノーマークだった仲間の竹上 武志君が見事青ゴールにボールをいれた。

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

その瞬間試合終了のチャイムが鳴る。

やった!最後の最後で武志君のおかげで勝ったぞ!

みんなで武志君の下へ駆け寄って喜ぶ。

アレ?そういやこっちって青コートを守る側じゃなかったっけ・・・

まあ皆気づいてないみたいしいっかー

こうして勝負には勝ったが試合には負けたのだった。