漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

ワンステップ イン ミリオン ステップ(英語自信ない)

高校一年生も終わりに差し掛かり、英語の授業は一足先に第一学年の課程が終了しました。

残りの時間が五時間。何をするんだろうと思っていると、先生がこんなことを言い出しました。

残りの時間はクリエイティブラーニングをします、と。四人一組で班に分かれてなにか出し物をしてもらうということらしいです。班決めは好きなもの同士で組めということで絶対余るなあ困ったなあと思っていました。が、ときどき一緒に帰る長崎君が、組もうぜと言ってくれました。

男子だけ、女子だけの班は作るべきではないだろうということで男子二人女子二人の構成で四人組になりました。この辺の配慮ができるのががわがクラスのいいところ。

残り五時間の配分は三時間準備、二時間発表というキツキツのスケジュール。

最初の一時間がある前の日になにか案ないか聞かれたときのために軽く企画書を作っていこうと思いました。発表はクイズでも歌でもコントでも英語が関わってさえいればなんでもいいということで、コントの舞台設定を三つ考えて紙に書いて持っていきました。

あくまで案の一つとして持っていったつもりだったんですがすごいやんすごいやんと言われどのコントをやろうかという話になり、コントをやることは決定しました。

正直そんなに内容考えてなかったのでどのネタをやるかは決められず、次の時間に持ちこしました。間に祝日含めた三連休が入ったので一個ボツにして一個新しいのいれて、三つのネタの台本を軽く書きました。

一つ目 オタク文化 

コミックマーケットで自分の漫画を売っていた学生がたまたま立ち寄った外国人観光客に日本の漫画の良さを拙い英語でなんとか伝えようとする話

二つ目 リスニング

リスニング教材の収録を行う新人声優に監督のゲキがとぶ話

三つ目 ミリオネア

おんなじ挑戦者が眼鏡を外して二回続けてやってくる話

 

話し合った結果、ミリオネアのネタがいいんじゃないかということでミリオネアになりました。このあと公立高校の受験があったのでまた三日間休みがありネタを完全版にして渡し、土日で覚えてもらい、月曜にネタ合わせ、火曜日に発表という超絶過密スケジュールです。火曜には、落ちたら春休みに登校して再テストとい非常に大事な英単テストもあります。自分でやらせたことですがだいぶ鬼畜だと思いました。

そして月曜日。英単テストの勉強を優先していたのでみんなネタ覚えておらず。しょうがないので台本持ちながらやることにしました。

順番決めのクジはトップバッターをひいてしまったので発表は火曜の一番最初。

と、思っていたんですがメンバーの一人、酒家さんが火曜に休んだので水曜にまわしてもらうことになりました。

英単テストが終わってすっきりした気持ちでできるので結果的にはよかったかな・・・

水曜の六時間目、英語の授業。一年生でうける最後のまともな授業です。他の班はだいたいクイズだったのでコントの準備をしている段階からざわついていました。

ネタ開始。

まずは司会がミリオネアの説明をして、最初の挑戦者登場。眼鏡をかけた状態の長崎君です。そして酒家さんが応援に来た人として登場。長崎君の似顔絵をもって応援している姿に笑いが起きていました。そして第一問。1+1=? 簡単すぎるやろと苦笑いされていたところに長崎君の「I use テレフォン!」がささり、かなり笑わせることができました。あととりだした携帯が九州の形だったところも。一回目のくだりは上々のウケ方。

1+1を外したあと、次の挑戦者です、といわれ出てきたのは眼鏡を外した長崎君。ここもじわじわウケてこれはいける、と思いました。司会が「あなた長崎君ですよね?」と疑っているところに「いや……サキナガです!」と返しウケ、酒家さんがまた応援しているところでウケ、テレフォンまた使うところでウケ、テレフォンが今度は九州じゃなくて北海道の形してるところでウケ、ウケたいところは全部ウケてくれました。長崎君の普段のキャラクターがいいおかげかな。一番良かったのは二回目も外してサードチャレンジャーとしても長崎君が登場したところ。台本には「上着を脱いで登場」と書いたんですがそれではわかりづらいと感じ取った長崎君が自分で家から持ってきたターミネーターみたいなサングラスをかけてきました。「ゴツイゴツイゴツイ」というガヤも入り、すごくいい感じでした。

コントが終わって礼をすると拍手をもらえて、席に戻ると、「ウケたね~」と三人とも満足そうでした。よかった。

英単テストも心配していましたが無事合格し(他の三人は知らん)、充実感に満ちて英語を終えました。二年もがんばるぞ~

長崎君のあだ名が「サキナガ」になりかけてるのがちょっと心配。