漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

安藤さんありがとうございます

国語の授業。文章を書く力を養うということである五分間を切り取って原稿用紙三枚以上書けと言われました。これは日々(月一)ブログを書いている腕の見せ所。ちょっと楽しみです。

まずどの五分間にするのか。思い出を掘り起こしてみても五分で終われる話はないなあと悩んでいた時に先生が「勝手に話をつけ足して密度をこくしてもいいよ」と言ってきました。創作がありならなんでもいいや、と思って数年前のカップラーメンを落とした時の話を脚色して書くことにしました。カップラーメンを作るときの行動を何個か書き出し、全部にオチをつけ並べました。完成した作文がどこかにいったので記憶を頼りに覚えている限りの内容を書いておきます。

カップラーメン

グー。お腹がすいてきたのでカップラーメンを作る。

棚にあったのは激辛とカレーとシーフード。あっさり気分だったのでシーフードを選択。

お湯をわかしたい。ポットに水を注ぐ。蛇口にひねりが弱かったかとてもちょろちょろ。もっと水を出す。意外に重くなり頑張って両手で耐える。水を止めてないのであふれる。ポットを横に置いて水を止める。水をちょうどいい量にして温める。

その間、のどが渇いたのでお茶を飲むために冷蔵庫を開ける。なかったのであきらめる。カップ麺のふたをあける。握力が弱くて開かず。はしでつっついて開けようとしてみる。中の麺にまで貫通してぼろぼろになる。

お湯が沸いたのでいれる。時間を測るために時計を探す。妹がテレビを見ている。左上に時間が書いてあったのでそれを使うことにする。録画だったのでcmをとばされ時間がわからなくなる。自分の部屋から時計をもってくる。でももうけっこう時間がたっているのでほとんど待たずに麺のふたをあける。

湯気が立ち上っていてとてもおいしそうなラーメン。さっそく……

落とした

おしまい

 

という感じの作文を書きました。とりあえず先生に提出。

数日後。まさかの何人かランダム選んで読んでもらうことになりました。他の人のそしてさらにまさかの指名をうけ、作文をみんなの前で読むことになりました。

あまりの緊張に泣きそうになりながら読み始めましたが最初のポットのくだりですこし笑い声が。そして冷蔵庫のくだりでさらにウケ。あれ?これもしかして面白いのか?

その後も、もはや何いってもウケるんじゃないかというくらいにドカンドカン笑いを作っていきました。授業終わった後もまわりが「あのカップラーメンの人よくやったな」とかまあいろいろ噂されていました。ちょっとうれしい。この日から作文はネタを練っておもしろいものをだすようになりました。

 

そういえばこの記事、百記事目だった。