漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』の感想 ※ネタバレあり

公開からちょっと時間がたってしまいましたがドラえもんの映画みてきました。

見てる前提で話すのであらすじは書きません。

まず、今回のオープニングをものすごくかっこよかった!楽器に吸い込まれていく

ような演出に鳥肌がたちました。これだけでチケット代払う価値があった、すべての

音楽映画を代表してもいいんじゃないかと思えるレベルのオープニングでした。

そして映画が始まっていきます。今回全体的に雰囲気が従来と違うな、と思いました。スネ夫が殴られるまでが早すぎるとことか、星になりそうなくらいに飛んで行くところとかです。あと水の入ってない川で釣りしてるところとかミーナの口が悪かったりとか少年漫画味を感じました。

ライセンスの設定とてもわくわくしました。自分の楽器をキーホルダーにして、持ち運んで演奏のときは大きくする。楽器が意志を持っているので相棒感もあるし、ドラえもん以外のところでもかなり使える設定だなと思いました。

健気に練習するのび太少年いいですね。お風呂の音そうとう漏れてましたが・・・

今回堅実に話作ってるなあという印象でした。あとあと伏線になるだろうなっていうところが序盤からたくさんあってそれはやっぱり全部回収してきたので。

ただ、この映画の悪いところを上げるとすればその堅実さかなと。伏線があまりにもわかりやすかったので途中である程度想像できてしまいました。(テキオー灯)

あと、なんか「スケール小さくない?」と思ってしまいました。いや振り返ってみたら宇宙レベルの話をしているのでそんなわけはないんですがどこでもドアで地球と宇宙船何度も行き来してたのでそう見えたんだと思います。歌姫ミッカというキャラが出てきたところとか一時間スペシャルっぽいなあと思いました。

のび太「なんか喉が黒くない?」じゃないでしょうがい。そもそもジャイアンスネ夫がノイズに襲われたときの話共有してなかったんかい、とかツッコミたくなりました。

あと今回あんまりゲストキャラに魅力感じなかったかなあ。「みんなに出会えてよかった」がそれほど響かなかったかな。

そんなわけで中盤は個人的にはあんまり刺さらなかったかも。

後半の食われそうになる中、みんなで演奏するっていうところはゾクゾクしました。

曲名が「地球シンフォニー」だったこともいい。この映画音楽モノなだけあって音の

迫力とんでもないんです。曲をもう一回聞きたくなりました。

しかし、ここにいるみんなだけではノイズには勝てず、宇宙にぶっ飛ばされる。

ずっと音が鳴ってたので宇宙空間の無音さに怖くなりました。そして無音でダメかと

思ったところに響く希望の音。地球全員で音を奏でて倒すというところが一番興奮しました。途中で夢をかなえてドラえもんに入ったとこ叫びそうになった。

最後のリコーダー発表会でパパママたちが嬉しそうな顔で見てるのいいですね。

今回の映画の総括としてはスケールとか話が物足りないかなというところもあるけど、音楽いいので全部いい。最近の音楽ものはどうしても歌に焦点置きがちですが、この映画は一貫して交響曲だったのもよかったです。

さあ最後は来年の映画の話。新作二本続いたし次はリメイクがきてもおかしくないなと思い、注意深く映像を見ていました。ドラえもんがローブみたいなのを着て、ヨーロッパ風の街の中にいました。

最初夢幻散三剣士のリメイクくるか!?と思いましたがそれにしてはドラえもんの恰好が地味すぎる…いやでもそう思わせといてということも…

ということで来年のドラえもん映画は「新・のび太と夢幻三剣士」か

のび太の西洋ぶらり旅」だと予想します(さすがにこれはないか)

さあ今から2025年が楽しみです!