漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

三年一緒だと謎の絆が生まれがち

合宿三日目。二日連続やらかしている今、もうこれ以上失敗を重ねるわけにはいきません。強い覚悟を持って三日目を切り抜けてみせます。

今日は朝の段階でホテルを後にします。数か月後の全校合宿でまた帰ってくるだろうけどここは一時の別れ。お世話になりました。行く前は「合宿の料理はおいしくない」といううわさが生徒間に流れていたんですが、全然そんなことなかったです。すごく贅沢させていただきました。

今日はある街に行って少し徘徊した後、学校に帰るというスケジュールですが、行きのバスにて突然「いつでも大喜利初めていいよ」と同じ係の人に言われました。し、しまった。完全に忘れてた。

今回の合宿、バスの中でやる遊びを考える際に大喜利という案をだして話がトントン拍子に進み、司会をやることになっていたのですが…。一日目になかったからもうてっきりやらないものかと…  まあしかし。せっかく考えてきたものを披露せずに帰るのはもったいない。大喜利司会、がんばってこなします。

まず、マイクを持ったはいいものの、周りと楽しそうにしゃべっている人たちに突然「大喜利やるよー」とか気が引ける。なんて声をかければいいものか。悩んでいると隣に座っている子が気づき、「『盛り上がっているとこすみません』とかでいいんじゃない?」と教えてくれました。人から言われたことそのまま伝えるくらいならできる。

「盛り上がっているところすみません。」みんなこちらの話に耳を傾けてくれました。

大喜利をやるといったらザワつきが。多分みんな「そんな面白そうな企画、お前が司会で大丈夫か…っ」と思っっていた気がする。

春休み中に大喜利のお題について調べて一応オリジナルのものを持ってきました。

一つ目「こんな大河ドラマは嫌だ」最初らへんはこういう普通のものがいいと聞きました。

思いついた人から挙手制にしたんですが最初の一人が来ないと破綻するなあと心配してたところ、一人の勇者が。それはクラスのお調子者、梶野君。いつもは何考えてるのかわからないし突然騒ぎさすし、ちょっと変わった人だと思っていたんですが(人のこと言えない)こういうときすっごく頼もしく見える。

回答「オープニングだけで終了」

うん!ありがとう!

回答では笑いが起こらなかったのでフォローのつもりで「い、いやですね~」といったらこれがなぜかウケました。

次の日との回答「時代が縄文時代

これに「一話でいいですね…」と答えるとこれがまたウケます。もしかして、みんな合宿で疲れて笑いの沸点すごい低くなってる…?確証は持てませんがそうだとしたら大喜利には好都合。

このあとも笑いが笑いを生むウルトラ方程式でバスが爆笑に包まれます。

お題「ことわざを少し変えて面白くしてください」

回答「ねこにこんばんは」

普通にうまいな…

回答「新賀(クラスメイト)に、真珠」

「あげたくない…」\ドッ/(いやこのときは本当にウケてたんですよ)

回答はあまりウケないまでもフォローがなぜか人々の腹筋を破壊していきます。なんか株上がったしうれしい誤算。

ネタがなくなってきたところで目的地に到着。

街をうろうろ~。オルゴールやガラス細工がたくさんあるところで癒されます。

昭和の街並みを完全再現した「昭和館」なるところにも行きました外観だけでなく、中に置いてあるものや流れている曲まで昭和っぽさ全開の手の込んだ施設だったんですがうちの班はこれを普通に散歩してるかのような速さでずんずん進みすごい速さで周り終わってしまいました。え~もっと途中で即興コントしたりして楽しむもんじゃないの~

多分一番面白くない楽しみ方をしてしまった。

お昼ご飯を食べた後、お土産を買いました。小学校の時はツボ押し卵と金のカードケースを買って帰り全然使ってあげれてないかわいそうな状態になっているので今回は無難にお菓子を選択。家族で食べました。他の人はどこに来ていくねんと思うくらい変なことが書いたTシャツを買っていました。(ここには書けないくらい)

バスに乗り込み、学校に帰ります。大喜利がよっぽどウケてたみたいで「まだあるんだったらつづきやって」と言われたのでちょっと大喜利(というかクイズっぽくなった)をしましたがみんな疲れが限界を達したか朝のようにはウケず。やっぱり地力がないとこんなものか…。その後は音楽を流してもらっていました。ほとんどの人は寝てました。

学校に帰り、解散。の前に、ここで新学年のクラス発表です。合宿が三月と四月の間に行われたのでこんな間の悪いときに発表ということになりました。封筒が配られ、そこに新たなクラス表が書いてあります。先生には家で見ろと言われましたがほとんどの生徒は貰ってすぐ確認し、友達と一緒のクラスになれたかどうかで一喜一憂してました。

友好関係が浅い人っていうのはこういうときどのクラスにされようが特に影響がないというのが強み?という気がします。まあ今年はシャーペンもらったり合唱部入ったりで関係できてたから多少はショックあったけども。梶野君は三年間一緒ですね。