漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

捲土重来を期す

久しぶりの出来事の記事。

うちの高校では一年間を通して「総探」という学習が行われました。いろんな企業について調べて見学した後、その学習を活かして自分で事業計画や日々の疑問について調べたことをまとめて、クラスメイトの前で発表します。

他の班は研究テーマを決められていたところもあったみたいですが、うちの班は自由。なにを研究してもいいということで日常生活に生かせることをテーマにしようとしました。しようと、しました……

まず初めに、日々疑問に思ったことをメモしてみました。その中で研究できそうだなと思ったのは一つだけ。「特にふざけたつもりないのに笑われる問題」。この間、知り合いの子に手を振られたので振り返しました。しかし、その子が降っている手を下げません。なんでだろう…そうか足りないのか!と思って両手で振り返したら笑われました。

他にもグッジョブされたときグッジョブし返しただけなのに笑われたりとか。

意図しないところで笑いが取れるのは別に悪いことではないんですが、もしふざけてると思われてるなら時と場合によっては無意識にすごく失礼なことをしてしまうかもしれません。

そこで、面白さのメカニズムについて研究すれば、失礼なことせずに済むんじゃないかと思いました。ついでに面白い人になれれば人気もでるぞ~、と。

しかし、面白さを起こす方法というのは本当に多種多様だし間が命なので思い出そうとしている間におもしろポイントが終わるということに気付きました。

これ、だめだなあ。テーマ変えたほうがいいかなあ。と考え出したのが十月。発表は二月なので既に半分くらい時間を使ってしまったことになります。

試行錯誤の末、二月の発表の日、ぎりぎりに生み出されたのが

「まじめに生きる ~お葬式編~」です。

先ほどの「時と場合によっては失礼なことをしてしまうかもしれない」のところを深堀りして、「じゃあふざけてはいけないときっていつだ?」と思い、お葬式だ、という考えに至り、こういうことになりました。

この「まじめに生きる ~お葬式編~」はお葬式にきたA太とB助がたくさんマナー違反をしながらお葬式の作法を学んでいくというスライド形式のネタです。やっぱりいつもみたいにネタに走る形になってしまいました。「まじめちゅうやんけ」という声が出てくるかもしれません。

いちおう家族に見せて微調整したあと、いざ、本番に臨みます。

四十人のクラスが一グループ六、七人に分けられて、そのなかでどんどん発表を回していくみたいです。順番は、三番目。

一人分の持ち時間はなんと十五分もあり前の二人がだいぶ余らしました。しかし、発表が終わった後は発表についての質問時間があり、そこは見事に答えて時間をつないでいました。

あんなにうまくしゃべれるだろうか…

自分の発表の番がきました。話す内容はぜんぶスライドに打ち込んであるので内容が

トブことはありません。落ち着いて、早口にならないように心がけました。

最初の「まじめに生きる ~お葬式編~」の題名が出た段階でだいぶざわついていました。このネタ高校生相手には幼稚すぎるかなと思ったんですけどいけるかも、とこの時おもいました。

最初の前振りの、両手を振ったくだりがなぜかものすごくうけました。でもグッジョブは若干滑った雰囲気になってしまい、その後もボケはウケはするものの全体的に楽しい雰囲気にはならず。みんなは「面白かったよ」と言ってくれましたがたぶんいっつも

おとなしいやつが暴走して、ネタにするわけにもいかず、気休めのためにいった言葉だったのではないかと思いました。はい、おそらく失敗しました。

その後も発表は続きます。当然ですがみんなしっかり作りこんでて、八百屋の量り売り事業計画表見せられたときは感服しました。

今回は、完敗でした。総探は二年でもあるらしいので次こそは心からすごいと思われるようなものを作ろうと思います。