漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

作文かい?

冬休み。暖冬と思ったら急に寒さがやってきて手がかじかんでます。

今日は小学校の同級生の武志君と遊びます。彼とは長期休みに入るたびに会ってます。日常的にかかわるわけはないけどこうやってしっかりつながりを感じるのってすごく…いいですよね…自分で言うのもなんですけど。

同じマンションに住んでるので待ち合わせ場所はいつもロビー。椅子に座ってぼーっと

床を見ていると後ろから元気に声をかけられました。

そして「さっ、なんも予定決めてないけどどうする?」いつもの武志君のノリです。

「う~ん、家で遊べる許可取ってあるけど、せっかくだしどこかに出かけるのもありかもしれん」

「じゃ、ポケモンセンター行こうぜ!」

「え、ポケモンセンター博多だけど…」

「いいやん博多!」

そんな感じで博多に行くことが決定。博多はそんな思い付きで行くところちゃうで…

そして駅まで行き博多方向の電車に乗りました。博多は遠いし、お金もないので新幹線に乗るわけにもいかず、一時間半ほど揺られて、ゆったり行きます。電車に乗っている間、周りが静かで話せそうな雰囲気じゃなかったので、持ってきていた自作漫画を読んでもらって感想をもらいました。「主人公が空気」だそうです。改善せねば。

博多には十一時ごろ到着。偶然にも一か月くらい前に一人で博多に来ていたので、広大な駅でも迷うことはな…いことはなかったです。「ここ横に渡れば…えそこつながってないの!?」が何回もありグーグルマップを使いながら十五分くらいかかってポケモンセンターに到着。ポケモンのぬいぐるみを見ながらこのポケモンのどこに美しさを感じるかについて語り合いました。出口付近にガチャガチャがあり、なにがめぼしいいのあったらやろうかなと近づくと、「一回四百円」たっか! 驚いていると「今ガチャ全部こんな値段だぞ」と笑いながらコインのガチャを回していました。

お腹がすいてきたので昼食タイム。店が多すぎてなかなか決められなかったので後五個分いってあった店にしよう、といい結果焼肉屋さんになりました。焼肉って高いんじゃないかと思ってメニューを見ると定食はそこそこ良心的な値段。安心して入りました。上着を運んでくれたりなにも言ってないのにいいタイミングで注文聞きにきたり、気のせいか普通の店よりサービスが手厚い気がしました。お肉を焼きながら、トーク。なんだかこの状態が映画のシーンみたいで心地いいです。

お腹を満たしたらちょっと歩いてキャナルシティへ。ジャンプショップというところに行きました。僕のヒーローアカデミアのキャラの身長の低さ、ONE PIECEのキャラの身長の高さにぶったまげた。(ロビンまさかの188㎝)打ち切り疑惑のある作品のグッズももわりとあってうれしかったです。PPPPPPはなかったけど…高校生家族も…マグちゃんはあったよかった。

暗くなる前にかえります。再び一時間半ほど揺られて故郷へ。今回は座れなかったので大変だった。

時間が合ったらポケモンをやろうという話をしてたんですが戻ってきたときはもう外が暗くなっていました。しかし、せっかく育ててきたんだしと結局やることになりました。小学生の頃以来来ていなかった公園に久しぶりに帰ってきました。もう暗いのにわいわい元気に遊んでいる子供たちがいました。我々まだそんなに歳じゃないけどほほえましい。木の下にある懐かしのベンチ。休日はみんなで集まってポケモン大会をやっていたことを覚えています。多分製作者が一番喜ぶ楽しみをしていたんじゃないだろうか。

今はソードシールドをやっているのですが次からはそろそろ次世代に移行しようぜという話になりました。つまり今回でソードシールドも最後です。お別れマッチ、今まで育てた最高のメンバーで臨みました(お気に入りのコイキングのせいで負けましたが)

帰り際また春休みに遊ぼうと約束しました。この関係がどのくらい続くかわかりません(大学で離ればなれ、いや受験期に入ったらもう遊べないかもしれない)。でも、とりあえずこの、友達と遊んで楽しかったという思い出は大事にしようと思いました。

プリティ会議

※初めに この話はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。

 

ここはとある制作会社の企画部。机の上に大量の紙くずをほうりだし頭を抱えている男が一人。おや、誰か入ってきたぞ。

「あれ、日朝(ひあさ)、お前まだ残ってらのか。うわ、机散らかってるなあ」

「あ、深夜(ふかや)さんお疲れ様です。新作プルキュアの名前考えてるんですけど、いまいちしっくりこなくて。そうだ、ちょっと見てもらえますか」

「おん、全然いいけど。見るって何を」

「プルキュアって『HUGっと!プルキュア』とか『ヒーリングっどプルキュア』とか○○とプルキュアっていう名前がしっくりくるイメージがあったんです。だからその、○○とプルキュア、ていうのにあてはめていろいろ考えてみたんですが…例えばこんなのです」

まるで大喜利の回答かのごとくタイトルの書いた紙をばんっと見せる。

「『ずっとプルキュア』…とかどうですか」

「う~ん、悪くはないけどなあ。たしかにどこかしっくりこないかなあ。なんか他にないか」

「もちろんありますよ。『しれっとプルキュア』秘密の魔法少女感あっていいと思うんですけど…」

「いや、まあ、言いたいことはわかるんだけど…。『しれっと』っていう単語がプルキュアのかわいさと結びつかないんだよな。他はないか」

「『ぼさっとプルキュア』」

「なんか片手間にやりそうな気すんなこいつ。なんでぼさっとしてんだ。もっとやる気に満ちててくれよ」

「やっぱりだめですかね」

「というか平仮名でまとめることに拘る必要なくね。今までも『ハートキャッチプルキュア』とか『ハピネスチャージプルキュア』とかけっこう長い名前のが何個かあっただろ。もっと自由に発想しようぜ」

「ああ、そういえばそうですね。長くていいならけっこうありますよ。これどうですか。『テクノカットプルキュア』」

「怖ーよ。あの髪色で横刈り上げてたらめちゃめちゃ怖ーよ。日曜日朝に放送できるか。他にないか」

「『キットカットプルキュア』」

「他社の商品名入っちゃってるじゃねえか。そもそもどういうプルキュアなんだよ」

「いやその…プルキュアですし、街の平和より赤点回避が大事なときもあるかなと…」

「そんなリアルなの見たくないよ。・ほかほか」

「『マリーアントワネットプルキュア』」

「もう悪ふざけに行ってないか」

「決め台詞考えたんです。『悪者に襲われるのが嫌なら変身すればいいのに』」

「それができないから困ってんだろうがー!つぎだ」

「『タンクトッププルキュア』」

「おお、タンクトップとプルキュアがプの文字で融合しちゃったぞ。絶対音で聞いたらわからないやつじゃねえか、つぎつぎ」

「『コブラツイストプルキュア』」

「お前プロレス好きなのか。コブラツイストってあれだろ、相手しめあげるやつ。子供たちプルキュアが敵にプロレス技しかけてるのをどんな気持ちで見てりゃいいんだよ。だめ、次」

「『フライングチョッププルキュア』

「もうなんでもありじゃねえか。お前がやりたい放題やってるだけじゃねえか」

「次回予告でこれ流れたらそうとう面白いと思うんですけどね。『平和を乱す悪者には、私たちが飛んでいってチョップをかましてやるわ。次回、新シリーズ、フライングチョッププルキュア、乞うご期待』とか」

「いや、そりゃ面白いとは思うよ。実際テレビでそれ流れてきたら二度見のちガン見すると思うよ。でも、やっぱ一年続けること考えるとそれじゃあもたないと思うけどなあ」

「そうですか。ありがとうございました、もう一回練り直しますね。あ、そういえば深夜さんはたしか新作スーパー戦隊のタイトル考えてましたよね。あれはどうなったんですか」

「ああ、それがどうもしっくりこないんだよな。いちおう○○戦隊、○○ジャーの形にはしたんですけど」

「へえ、どんなのですか」

「『ふっくら戦隊、炊飯ジャー』」

「…練り直しましょう」

キミに乾杯

「ただいま~」

「おかえり~。仕事お疲れ様」

「いやいや君だって。あれ、今日仕事早く終わったの?」

「まあそんなところ」

今僕の前にいるのは僕の妻の亜美(あみ)。仕事しているのに気づいたら終わってるくらいに家事もできるすっごくたのもしい人。うん?今ちらっと僕の手もとを見た…あ、からの弁当箱早く出せって催促してるのかな。

「ごめんごめんこれ僕が洗うからさ。君はゆっくりしてて」

「あ…うん。じゃあ夜ご飯作ろうとしてるところだったからもどろうかな。今日のごはん期待しててね」

控えめに握りこぶしを胸の前につくってもどっていく。しっかり者で助かるんだけどいつも足引っ張ってばかりで申し訳ないなあ。

かばんから包みをだしていると亜美の声が響いた。怒鳴られたのかと思ってびっくりしたけど、どうやら電話しているみたい。会社の人からだろうな、なぜか僕以外に対しては語調強いんだよなこの人。

「なにあったの」

電話を終えて納得いかなそうな顔をしている亜美に話しかける。

「『書類に不明瞭なところがあるから今から会社にもどってきて教えて』だって。ばかにしてる」

「…まあ、会社すっごい近いからね。そういう使い方されてもしかたないよね」

「近いって言っても行くの十分以上かかるのに」

「うん。…とりあえず、会社…行って来たら?」

「え、でもそしたらごはんが…」

「いいっていいってそのくらいでおなかと背中がくっつく貧弱な胃袋ではございません。それにスッキリしたあとでごはん食べたほうがきっとおいしいよ」

あきらかに不服そうな亜美をなんとか会社に向かわせ、台所の前に立つ。ふっふっふ。予期せぬいいところ見せるチャンス到来。もしこれで会社からもどってきたとき、僕がすでにご飯作り終えてたら絶対びっくりするぞー。…さあ、だが困った。何を作るのか聞いてなかった。勝手に違うもの作ってたらがっかりされちゃうな。はっ。台所には亜美が調理途中の食材や使う予定のもの、器具もある。ここから予想できるかも。これは、ダイイングメッセージならぬ、ダイニングメッセージやー。…はいバカなこと言ってないでさっさと考えましょう。えっと、ここにあるのはじゃがいも、ひき肉、たまねぎ、卵、パン粉、しょうゆか…。う~ん僕が好きに作れって言われたらコロッケだけど…亜美が好きなグラタンもあり得る。はたまた別の…。よしっ、悩んでもしかたないし、早く決めてつくっちゃうか。間違ってたらごめ~ん。

はあっはあっ。会社からの帰り道を走って帰る。空気が冷たい。雪もちょっと降り出したみたいだ。…「不明瞭なところ」って単なる誤植かよ。そのくらい自分たちでなんとかしてよ。しかもそのあとつまらない世間話のせいで長引いたし、本当にもう…

痛っ

走りながら時計なんか見たからこけてしまった。けがはない。でも、もう走る気力もない。…ごはんだいぶ待たせちゃってるな。コロッケ…作ったら喜んでくれると思ったんだけどな…。はあ…今日…結婚記念日なの、覚えてくれてるのかな…。うつむきながら歩く。なんだかひどく悲しくて寂しい。

暗い気持ちは寒さのせいだったということにしよう。家に入ると暖かい空気と、…おいしそうなにおいがしてきた。そして元気な顔がでてくる。

「おかえり、ちょうどできあがったところだよ、きてきて」

リビングに入ると、机の上に湯気の立ったグラタンが置かれていた。

「ごめんパン粉の使い方わかんなかったからいれなかったよ。しょうゆは隠し味に。どうぞ、召し上がれ」

ぱくっ あついあつい

「…おいしい」

「よかった。そうだ、これプレゼント。覚えてるかわかんないけど、今日って結婚記念日なんだよ」

包みから出てきたのは、ワイン。

「ジャジャーン。いいお酒だぞ~。おこづかい節約して買ったんだ~。…あれ、なんでそんなに笑ってるの」

「え?あ、自然となってた」

「そっか…まあいいや」

グラスにお酒を注ぐ。

「じゃ、二人の記念日に、乾杯!」

「うん!」

カチーン

まくら論争

このあいだ、枕の理想の高さについて知りました。床と首の傾きとの間に生まれるすき間にさしこめるくらいがちょうどいいということでした。まあ枕は沈むので実際もうちょっと厚みがほしいですが。この理想の高さを知ったときにちょっと思った、

「膝枕ってけっこう高くないか」と。太ももの厚みだけでただでさえ普通の枕以上あるのに、正座のイメージあるからすねの厚みも加わってとんでもない首の角度になるような気がします。太ももつるつるの人だったらすべって首直角になる可能性もありますね。とにかく、膝枕ではほぼ確実に首を痛めてしまう。そこで、今回は人間の体の部位で一番枕に適しているのはどこなのかを考えていきます。

エントリーナンバー1、うでまくら。これは優勝候補でしょう。一人でも横になって寝るときは腕使いますから。ちょっとごつごつしているところが難点ですが、ムキムキになればいい話ですし、合格でしょう。

エントリーナンバー2、よこばらまくら。あ、これも意外と使えるかも。高さはちょっとありますが、ふっくらしてるので寝やすい。腹筋に力をいれることにより固さの調節もできますね。お腹すいてるとゴロゴロいうのがマイナスですが…。

エントリーナンバー3、土ふまずまくら。これは…高さはちょうどよさそうですね、向きによっては角度も変えられそうですし。ただ、かかとが固くて痛いし、なにより臭そう。悪い夢を見そうな気がするので、これはなし。

エントリーナンバー4。リアルひざまくら。今更ですけど膝枕って正確には太ももまくらなんですよね。なので今回エントリーさせたのは本当の「ひざまくら」です。ひざこぞうにのっていただきます。…キックされているように見えますね。ひざこぞうもまた頑丈で痛そうですし、全然くつろげているような感じがしません。こちらも残念ながら不合格です。

エントリーナンバー5、あたままくら。ええ、これは想像しづらいと思うので丁寧に説明しますね。うつ伏せになって寝ている人の頭蓋骨にのっかって寝るタイプのまくらになります。首の角度がきついし、下の人が息できなくてくたばりそうですね。ちょっとこれは命に別状が生まれちゃうのでなしです。でも、髪の毛の部分なら使えるかもしれない。アフロの人とか、上の部分貸してくれないかなあ、やっぱり撤回、「髪の毛部分のみあり」とします。

ところで、膝枕の寝ている側のきつさがわかりましたが、それよりもきついのが、膝枕の寝ている側のきつさがわかりましたが、それよりきついのが、膝枕やってあげている側。重い、動けない、しゃべれない、の三重苦です。そこで、その場にいる全員が枕を得られるよう考え出されたのが「膝枕カルテット」です。これで四人が同時に膝枕できます。まず二人が普通に膝枕します。そして膝を提供している側の人は、膝を枕にしたまま寝転がり三人目の人に膝枕してもらいましょう。その要領で三人目の人も二人目の人に膝を提供しつつ、一人目の人に膝枕してもらいましょう。こうしてできた四角形、全員が膝枕しながら、膝枕してもらう、「膝枕カルテット」の完成です。これで真ん中でたき火とかしたらみんな暖かいね。

さあ、話がだいぶ横道にそれてしまいました。以上エントリーしてくれた五つのまくらで一番使いやすそうなのは…「うでまくら」ですかね。やっぱり一人でもできるのがいいです。まあしかし、この話を書いて導き出された結論は、人を枕にするなということ。

15の夜(気分は)

2023年11月15日。16歳の誕生日。

このブログを始めたころからやってみたいと思っていた、「十五歳のとき夜まで遊んでブログのタイトル『15の夜』で投稿したら面白いんじゃないか」というアイデアを実現させる時が来ました。11日の土曜日にやろうとしてましたがちょうど期末テストの期間中だったのでテスト終わってすっきりした後の方がいいんじゃないかと思い、18日の土曜日にずらしました。なので正確にはもう16歳になっていますが気持ちは15ということで話を進めていきます。

午前十時ごろ、リュックサックを背負って快速電車に乗ります。一人で遠出をしたことがないのでかなり不安でした。財布とスマホが生命線。充電が切れないよう最小限に使っていきます。

そしてやく一時間後、博多に到着。駅の大きさにたまげました。ひとまず高いところにいきたいなと思って上の階を目指しますが広すぎて迷子になり室内でグーグルマップを使う羽目になりました。駅の中で生活を充実させられるなと思うとほどなんでもあって都会感に圧倒されました。

そんなこんなでいろんなお店を見てたらもうお昼。お腹がすいてきたので飲食店がある階に行きますが多すぎて迷う。写真がおいしそうだったてんぷらにしました。そういえば一人で飲食店に入ったことすらなかった。ピンポンない店で、最初席に案内されたときに「今日のおすすめ」を注文していなかったら危なかった。店員を呼ぶ勇気がなくてずっとそこにいたかもしれません。てんぷらはどんぶりの中に横向きに皿がツッコんであって、エビのおいしそうさを際立たせていました。満足し、次の予定を考えつつ店を出ました。

とりあえず離れたところに行ってみようと思って歩き出した時に急に知らない人から、

「君は、日蓮大聖人様を知っているか?」と声をかけられました。いや、聞いたことないですね、と答えるとすごく丁寧に説明してくれました。要約すると、幸せに逝くための宗教の話、を多分されました。だんだん難しくなって相槌を打っているだけだったのに30分近く話し続けてくれました。なんだか申し訳ないな。とりあえずその人が持っていた大聖人についての新聞を一つ貰ってその場をあとにしました。

近くに遊べる場所ないかな~と思ってグーグルマップを見ていると「実物大ガンダム立像地」と書いてあった箇所が目に留まり、行ってみることにしました。こういうのを待っていたんですよ。思いの外遠く、40分もかかってしまいましたが(というか徒歩で行ったのが間違っている)無事到着。どんな感じで置いてあるんだろう、わかりやすい場所にあるのかなと考えながら、進んで行くと、駐車場の隙間からおっきい足が見えたのでぜったこれやんとなりました。近くで見ると首が痛くなるほど背が高い。少年心をくすぐられるかっこよさでした。このまま帰るのはもったいないのでそのガンダムが立てられていた建物、ららぽーとで映画を見ることにしました。ちょうどいい時間帯にやっていた「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。あんまりゲゲゲの鬼太郎知らなかったんですが、一つの話として非常に面白くて、見てよかったと思いました。一つのシアターに10人以上入ってるの見たことなかったんですがこれが博多の普通なんですか。

映画が終わって外に出ると、すっかり暗くなって…いませんでした。なんとさきほどガンダムがライトアップされ、司令官の声みたいなのが聞こえていました。そしてさらにびっくり、ガンダムが動き出しました。動いたのは右腕だけなんですがこれほど大きいものが動くと思ってなかったので感動しました。

博多駅に戻り、ご飯でも食べようかなと思いましたがもう9時。店じまいしているところが多く、やってるところも人がたくさん並んでいました。ということでお土産の通りもんを買って、帰りの電車に乗りました。夜ご飯は食べられませんでしたがそんなのどうでもいいくらいに楽しい一日でした。

帰りの電車で大聖人の新聞読破しました。

しばし待たれよ

前回の音楽の発表会の続きです。

本番は中間発表の一か月後くらいに始まりました。

まず運命の出番順決め。今回はあみだくじで決めます。中間発表の時の人数、24組分の線が引かれていましたが、名前は書きに来たのは25人。一人増えた。実は中間発表に出てなかった子がしれっと列に加わっていました。中間発表の順番決めのときには休んでいておそらく、自分も出ますと言い出す勇気がなかったのでしょう。でる予定もないのに練習してる姿が哀愁に満ちていてひそかに心配していましたが、本番はやるみたいで安心しました。その子が中間発表のとき欠けていたことにも今しれっと列に並んでいることにも誰一人気づかないのがなお悲しい。

そして即席で書き足された25本目を、引いてしましたよ、なんと。トリになってしまいました。責任重大だ…

まだサビしかできてないので他の部分の完成を急ぎます。AメロとBメロはいちおう作っていましたがどうも蛇足感が強かったのでサビ→イントロ→Ⅽメロ→大サビの流れで仕上げました。難しいフレーズを覚える暇はなかったのでⅭメロの左手はコードをなぞるだけにしました。曲に緩急がついて結果的にはいい感じになりました。本番まで連日母親の実家(おんなじマンション)に帰ってピアノの練習していました。何時間も弾くうちに自分で自分の曲に飽きてきたのでコードを少し組み替えながらより自分の好きなものへと成長させていきます。

本番開始。クラスメイト二人が司会としてかわいい帽子をかぶって出てきました。音の出ないマイクで会を進行していきます。発表者は事前に曲についての説明やメンバーの特徴を書いた紙を提出しており、それを司会の人が読んだ後、演奏開始、という流れのようです。弾いた後はランダムでクラスの一人が指名され、感想を言うらしいです。これは気をぬけないな…

印象に残った人をダイジェストで紹介しましょう。

三番目に出てきたのは先ほど紹介した列にしれっと加わっていた子です。披露したはシューベルト「魔王」マイファーザーのやつですね。はいりの低音連打で「おっ」という声が。ジャラジャラジャッジャッジャーン(知ってる人はわかると思う)がうまくしなやかに流れており練習の成果を発揮していました。中間発表にでていないせいかひどく緊張していた様子でしたが。しっかり一曲弾き切っていました。

続きまして中間発表では鬼レンチャンに挑戦していた男子スポーツ四人組。五等分の花嫁の「五等分の気持ち」を踊りながら歌っていました。見えやすいようにピアノをづらすという配慮が素敵。セリフをちゃんと言ったり、一人欠けてるところをうまく工夫して笑いにつなげ、今回も爆笑を取っていきました。

白畑さんは相変わらずコンサート状態。コウノドリというドラマの曲ですが…これはコンサートすぐ終えて病院行っても許す。素晴らしすぎて逆に書くことないくらいすごかったですベイビー。

そして自分の番。メンバーの特徴、のところに書いた「豆乳と青汁毎日飲んでる」とか「身長に対して足のサイズが大きめ」というのがウケてました。曲名の「老夫婦」もなぜかウケていました。

司会の人にどうぞ、と言われたので満を持して自分の作った曲であることを言いました。当然みんなザワつき始め…ると思ったんですがまさかの沈黙。思ったより冷静に受け止められました。ザワつきを抑えるための言葉は考えていましたが、静まり返った場を沸かす言葉は考えておらず。逃げるようにピアノに行き、弾き始めました。意外にも序盤はミスなく弾くことができ、いい感じかも、と思っていたところでめちゃくちゃになりました。急いで再開し、完奏しましたが、自分で作った悪い曲、下手に演奏した奴という印象なんだろうなあ…。やらかした感漂わせて机に戻りました。

授業が終わり、なんとなくうつむいていたところに隣の席の人が「『老夫婦』よかったよ」と言ってくれました。あとからみんなの感想が書いた紙を見ましたが温かい言葉ばかりで元気が出ました。「LINE MUSICで配信待ってます」というコメントが面白かったです。

 

曲調はあんまり老いてないです

芸術で選択している音楽の授業。そこで夏休みちょっと前くらいから面白そうな企画が動き出しだしていました。それは音楽発表会。演奏形態、曲のジャンル、人数自由でとにかく一人一回はクラスのみんなの前に出て演奏をするという企画です。練習期間はしっかりとって三か月。夏休みをまたぐのでだいぶ準備できますね。みんなめんどくさがるかなと思ったらワクワクしていました。普段表にでない者としてはかませるチャンス。選曲がカギになります。

どうしようかと数週間悩み、ふと思い出しました。文化祭のバンド行事、みなおんの音出し中、「この曲自分で作ったんだ~」と言ってキーボードを弾いていた人がいたことを。自分で作った曲って言えるのかっこいいなあと思ったんですよね。決めた!発表会は自分で作った曲でいこう。そして夏休み中は全力で作曲。もともと趣味で作曲はちょっとかんでいたので知識を総動員してコード進行をくみ上げていきます。曲名は「老夫婦」

曲が半分くらいで来たところで二学期が始まり、新情報入手。みんながある程度どんな曲をやってくるのかを知るために十月の本番の前、九月に中間発表があるらしいです。中間発表は短めでサビだけとかでもいい…ということですが、まだ作曲だけで練習を全くしていないのでなにも弾けない。さらにその中間発表の順番決め、じゃんけんで決めた結果トップバッターになりました。これはさらにまずい。

全部作るのは中間発表のあとにしてサビだけ仕上げ練習を開始しました。ピアノの曲なんて作ったことなかったので最初はとても人間には弾けないものになっていました。そこからリストレベル、ピアニストレベル、ピアノ有識者レベル、素人レベルとだんだん自分で弾けるようになってきました。(それでも変な動きですが)

そして中間発表。あまり緊張してないつもりだったですが最初に曲の説明をしたとき舌を噛んだり、弾こうとしたとき指先が変色していたりと体は正直なようです。かなり失敗しましたが単純に下手なだけで、自分で作った曲だとはバレてないみたいです。この発表会で爪痕残すには、演奏はだめ、曲もよくない、「自分で作った」という事実で勝負するしかありません。本番までなるべく隠しておきたい。

曲を聴く人はただ聞くだけではなく、曲の感想やアドバイスを一曲ずつ紙に書いていきます。最後に回収して本人に渡し、本番のときに参考にするらしいです。

他の人の曲ももちろん聞きましたが、レベル非常に高い…!ピアノ経験者もそうですが初めてという人も夏休み中にしっかり仕上げてきており、まったく隙がありません。ギター、ピアノ、鉄琴のグループや、ピアノ、木琴、ボーカルの三人組、連弾も何組かいて非常に工夫されていました。白畑さんが一人ですさまじい力量から織りなされるピアノテクニックを見せたあと、他の子がピアノ、自分はボーカルで歌いだしたとき、もうこれ白畑さんライブやん、と思いました。一番インパクトを残していたのが男子スポーツ組。前日まで何をするか決めてなかったらしく、当日授業前に四人集まって会議をしていました。そしてやったのはなんとカラオケ。鬼レンチャンという番組のカラオケで音を外さずにどこまでいけるのかという企画を再現していました。もちろんカラオケのバーはないので黄色のチョークで黒板にそれっぽいものを描いていってました。そしてサビに入ったところで、赤いチョークをビッと引き、太い声で「『む』が半音高い!」

といって終了。真顔で去っていきました。

クラスのみんなは大爆笑していましたが先生がずっと真顔で怖かったです。彼らは本番なにをするんでしょう。次回に続く。