漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

青い卵      保育園の思い出2

保育園の砂場を自由時間に掘っています。

特に意味はないですけどなにかある気がして急に掘りはじめました。(おそらく埋蔵金番組の影響)

最初は場所をとるしガッサガッサうるさいし冷たい目で見られていましたが、

腰あたりまで掘ったところから急に協力したいという人がでてきました。

最初だけやらせて、いいところだけもっていくのは許さんと思って心を許したわずかな人間に手伝ってもらいました。

掘った土が穴の周りに積もって流れてくることがあるので一人だとむずかしいですが何人かいると効率が一気に上がります。

掘った土は周りの砂と混ぜてならしているので普通と違う湿った砂場になりました。(表面が茶色い)

雨水などがたまるといけないので砂場全体にビニールシートをかけます。

(一回たまったとき水抜きに四日かかった)

掘っている場所を覚えてないと完全に落とし穴でした。

そして自分の身長を超え、穴に下りるのもゆっくり下りないとちょっと危ない状態まできたある日。

ガコンッ

何かにぶつかった。

五センチほど砂をどけるとなにやら青いものが。

あとから考えてみると砂場のふちも青かったのでたぶん「底」についたんだと思います

でもこの時はなぜか

「青い卵だ!」と思ってしまったんです。

このころの自分にツッコミをいれてあげたい。

なんでやねん。

なんで丸くもないのにちょっと表面見ただけで卵だ!ってなるんだ?

そもそも青い時点で卵という発想から離れると思うんだけど。

そして舞い上がって先生を呼びに行ってしまいました。

その間一緒に掘っていた男の子につぶされないように見張っておいてと頼んだんですが先生を呼んで戻ってきたとき、青い表面は見えなくなっていました。

たぶんその子が卵じゃないということに気づいて、先生まで呼びに行った誰かさんを傷つけまいと土をかぶせてくれたんだと思いますがまったく気づかず責めてしまいました

そしてその子は「あれ卵じゃなかったよ」と言えずに「潰した」と言っていました。

なんでやねん。