漆黒 能代 sikkokunosiro’s diary

主に思い出を書いています。いつか現在に追いつきます。

進化

今日は思い出ではなくネタ。

生物は生き残るために長所を進化させていった。キリンはもともと首が長くなかったがすこし首の長い子が生まれてその子が生き残ったので子孫を繁栄させ、どんどん首の長い特徴を持ったキリンが増え、今の姿になった。

この進化の過程で首の長い特徴を持つ子がいれば、当然首の短い特徴を持つ子もいるはず。しかし、そんな子は生き残れずに滅びていく。つまり生存競争をする上では進化の方向性はある程度決まってくるのである。

では、現在食物連鎖の頂点に君臨しているといっても過言ではない人間の場合はどうか。人間には武器と知恵があるためたとえ変な方向に進化したとしても滅びることはない。

ある人に注目してみる。その人が子供を十人産み、その子供の中で一番腕が長く成長した子に注目する。そしてさらにその子が十人子供を産み、再びその子供の中で一番腕の長い子に注目する。これを繰り返していけば一代またぐごとに三センチほど腕が長い子に注目がいくとすると4500年ほど経てば腕の長さ五メートル超の人間の完成です。

いやそんなに腕が長かったら生きづらいだろと思う人もいるかもしれません。その通りです。普通の人と同じような暮らしはできないでしょう。しかし、いいところもたくさんあります。例えば・・・痒い所に手が届く。孫の手なんて必要ありません。他にも、

寝ころびながら部屋の電気を消せる。わざわざ起き上がってボタンを押しに行くのは面倒ですからこれで睡眠時間が二秒は増えます。さらにバスケットボールで無敵です。ゴールの近くに立っていれば味方からの高いパスを空中で受け取り、そのままUFOキャッチャーのアームのように平行移動してすとんと落とせばほとんど労力を使わず、簡単にヒーローになれます。

まだあります。祭りの射的では「腕は伸ばせるだけ伸ばしていい」というルールでやっている店が時々あります。腕の長さ五メートルもあれば弾を発射させずとも直接銃の先で景品をはたきおとすことができるでしょう。

このように腕の長いというのはすごく悪そうなこともありますがいいこともたくさんあります。もしタイムマシンを作って未来に行ったら、全人類の腕が長い世界が待っているかもしれません。