夏休み。DVDたくさん借りまして、(主にドラえもん)せっかくなので見た映画に点数とちょっと感想をつけてみました。
あくまで個人の感想で、見る順番によって結構点が変わるし、映画に隠されている魅力を見つけていないことも多いのであまり気にしなくていいです。(題名はわかる範囲で省略しています)
伏線回収がきれいだしノビットとモゾの個性を同時に見せる無駄のないシーンがうまいです。さすがは直木賞作家の脚本。キャラクターにもしっかり魅力があり。序盤にでてくるクラスメイトもよく見ると原作に出てきた人がいて探すのが楽し~い。ただ、ルカがバッジをルナに渡して助けたと言っていたけどどうやってやるのかよくわかりませんでした。エスパルが子供の時に成長が止まると言ってましたが個人差があるせいかけっこうおじさんっぽい人や千年間赤ちゃんのままの人がいることが気になります。(面白いのでok)
不思議な世界観わくわくしながら見れました。現代が悪者達であふれていたところははらはらして今までのドラえもん作品にないものがあります。でも、牛魔王に食べられそうになったときに全く登場していなかったドラミが助けに来たところや、ドラえもんが言った「他の三人の危険が危ない!」というセリフがなんかおかしく感じたことが減点につながってしまいましたね。スネ夫の「ステーキはミディアムでいい」が面白い。
ドラえもん 緑の巨人伝 75点
緑に埋もれたじょうろやキー坊への水やりなど感動できそうなシーンはたくさんあったんですがどうも疑問点が多くて消化しきれませんでした。個人的にはタンマウォッチで時を止めていることが判明するのはもう少しあとでもよかったんじゃないかと思います。ドラえもん「スペースドラヤキ」という漫画を読んでいたところとか、押し入れに丸井マリのポスターを貼っていたところが面白い。キー坊かわいい。
ドラえもん 南極カチコチ大冒険 90点
映画において大事な要素の一つに絶望感の出し方というものがあると思います。人の死や血が出ることNGのドラえもん映画においては特に難しいんです。しかしこの映画はすべてを凍らすという方法で絶望感をだすことに成功しているんじゃないかと思います。他にも偽ドラえもんや敵が組織ではなく本当に世界を凍らすことしか考えてなさそうな怪物だったところもうまく作用した気がします。最初にこの作品名を聞いたときネタ切れの予感がしていましたが全くそんなことはなかったです。どんなテーマでも脚本を工夫すれば面白くなるもんですねえ。ブリザーガが出てくるときの音楽もいい。